体験学習

体験学習の必要性

 体験学習

子供たちが、体験学習と言う外遊びをしなくなってからずいぶんと時間がたちます。

年齢や性差を越えて日が暮れるまで遊んでいる(体験学習)のを見たのは

遠い昔のような
気がします。


子供たちが外遊(体験学習)びをしなくなった原因はいろいろ考えられますが、

都市においては遊べる空間がほとんど存在しなくなっていることと、子供を狙った

犯罪が多発している事で安心して遊べる場所がないと言う事があげられます。

また、空き地はヘイで囲まれ缶蹴りをする場所さえありません。

郊外へ郊外へと延びてゆく宅地開発は川遊びや昆虫採集の楽しみも

奪っていきました。活発な経済活動は人々の移動を促し、

核家族化が進み、共働きが増え、少子化をもたらしました。深刻ないじめの

問題も社会生活の高度化と共に顕在化してきました。

そして、それは都市居住者だけではなく、地方へも伝播していきました。

共同作業であった農業も機械化の促進で年少者や高齢者の出番が

無くなってきています。田植えなどの農繁期に一家総出で、あるいは近隣の

手助けを得て作業を進め、昼時には車座になって食事をとるなどという

光景はもはや昔話の中にしかでてきません。

文部科学省は2002年にその教育方針を大幅に見直しました。いわゆる

「学校完全週五日制」や「綜合的な学習の時間」「体験学習の推進」

がそれにあたります。しかし、

これらは一部の人達から学力の低下を愁いる厳しい反発を受けました。

当然の事ながら資源の少ない我が国は人の知恵のみが世界に存在を証明できる

唯一の方策であることは疑いもありません。しかし、それが経済行為だけに熱心で

偏狭な精神の持ち主であれば世界の尊敬を得ることはできません。

エコノミックアニマルと嘲笑されたのはついこの間のことです。それが、

この10年は凋落の一途をたどり、

現在にいたるも明確な進路を見出せ得ないでおります。

このような環境の中で子供たちの現状を直視した場合に、ただ

手をこまねいていて良いという答えは返ってこないのではないでしょうか。

頭と心と体のバランスの取れた成長こそが、

新しい日本を双肩に担う子供たちに授けたい第一の事柄ではないでしょうか。

幸いなことに我が国は四季の移ろいがあり、なおまた美しい山河に

囲まれております。教育の場で、あるいは家族の憩いの場にこれらを

活用しない事は余りにももったいないことだと考えます。

欧米において自然体験学習は教育のカリキュラムの中に組み込まれている

ばかりではなく、地域活動でも盛んに行なわれております。

そこで培われた精神が探検や冒険に興味を持たせ

旺盛な探求心を育て数多くのパイオニアを生んできました。

私たちは子供たちが自然体験を通して多くのものを学び取ることが

できると思っております。

それらは自然に対する畏敬の念や、仲間との共生、弱いものを労わる心、

そして何といっても強い意思を育むことが出来る事でしょう。

日本では文部科学省の委嘱を受けた生涯学習審議会は「自然体験学習や

社会体験学習の豊富な子供ほど正義感・道徳心が身に付いている傾向が

見られる」との答申を出しております。

自然体験活動やボランティア活動を通して学ばれることは協調性や忍耐力、

弱者への思いやりや社会との共生という人間として基本になる事柄です。

特に自然体験学習は衣食住に亘って両親に保護されている環境から脱して、

それら全てについて自分達が仲間と相談しながら決めていかなければなりません。

雨や風からどのように身を守るか、食事というものが持つ根源的な意味、

山や森や川での危険の回避も学ばねばなりません。それらは仲間との協調が

無くてはなりません。

教育現場は校内暴力やいじめ、学級崩壊などとおぞましい現状です。今、

もっとも大切なことは、自然を畏敬する心、友達や家族を思いやる心、

地球というかけがいのない星を守る環境に対する心を養うことではないでしょうか。

ぜひ、これからの時代を一緒に考えていってはいかがでしょうか・・・・・








































 

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